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道路地図

街っぷる東京23区

23区全域が縮尺1:10000で掲載された地図です(羽田空港、中央防波堤の地図だけは1:20000)。全ての地図の縮尺が統一されていると、距離の感覚がつかみやすい利点があります。1センチが100メートルなので距離の換算も容易です。また、メッシュ図なのでページを移動しても迷うことがありません。

薄い紙を使って軽量化を図っており、昭文社のWebサイトによれば重量は約270グラムです。その分紙質はあまりよくなく、電話帳のような紙を使用しています。 A5判の『街の達人コンパクト』より一回り小さいサイズです。普段持ち歩く分にはこの大きさが限界ではないでしょうか。

『街の達人コンパクト』などの「でっか字」シリーズは、コンビニなどの店舗を示すアイコンが大きいため、交差点付近では道路のどちら側にあるのか迷うことがありますが、この『街っぷる』はアイコンが小さいのでそうした心配はあまりありません。もっとも、その分老眼の人にはきついかもしれません。

詳細図(縮尺1:5000~1:6000)は新宿駅周辺、渋谷駅周辺、池袋駅周辺、銀座、東京駅周辺の5枚だけですが、もともと縮尺1:10000でかなり細かいため、あまり不便は感じません。
『街っぷる』には、東京23区版のほか、一都三県の主要部を掲載した首都圏版もありますが、できれば多摩地方を含めた東京全域版が欲しいところです。なお、縮尺が1:10000で統一されているのは東京23区版だけなので注意が必要です。

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街っぷる首都圏
街っぷる神奈川&東京
街っぷる千葉&東京
街っぷる埼玉&東京
街っぷる京都
街っぷる大阪
街っぷる神戸阪神

東京通り名マップ

「玉川通り」「靖国通り」「外堀通り」「明治通り」など、東京には道路の通称が数多くあります。テレビやラジオの道路情報でも通りの名前が使われています。無味乾燥な「国道○号線」などという言い方より情緒はありますが、地方から出てきた人などには理解しにくいものです。
普通の道路地図にも通りの名は載っていますが、「どこからどこまでが何通りか」というのは意識して細かく調べてみないとわかりません。そうした通りについて知りたいときに便利なのがこの地図です。

68センチ×54センチの一枚ものの地図で、23区全体が含まれる全体図(1:65000)と山手線全体が含まれる都心詳細図(1:25000)が両面に印刷してあります。23区内の84の通りが色分けして表示してあり、それぞれの位置関係が一目でわかります。地下鉄路線図の道路版といった趣きです。通り名と始点・終点が表にまとめられているのも便利です。

都心詳細図には、「十二社」「柏木」といった、今では地図から消えた旧地名も通称名として載っています。また渋谷のキャットストリートのような小さな道路や、「霊南坂」「暗闇坂」といった坂名まで掲載されています。

道路に特化した地図として重宝します。タクシーの運転手さんなどには必携かもしれません。
実用的な地図ですが、もちろん地図趣味的な使い方もできます。通りには、江戸時代から存在するものもあります。そうした通りをこの地図で探してみるのも面白いでしょう。これと同じような「江戸街道マップ」が出てくれるとうれしいのですが……

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最終更新日:2012/5/30
公開日:2009/8/30